BTCDEOM は金融庁無登録のまま国内ユーザーを勧誘する高リスク暗号資産サイトです。
2025 年に入り、恋愛系マッチングアプリ×副業誘導を悪用した詐欺被害が急増。
本記事では“恋愛感情を利用する投資詐欺”の最新パターンと、今すぐ実践できる自衛策を紹介します。
BTCDEOM詐欺 ― 恋愛×投資の掛け合わせ
近年の暗号資産詐欺は、“ロマンステック”と呼ばれる
恋愛工学+テクノロジー詐欺の手法が主流です。
◆ シナリオ A:ゴルフ友達→資産運用仲間へ
ゴルフ専用マッチングアプリで知り合った女性「レナ(40 代)」が、
チャット 10 日目に「安定した副業あるけど興味ある?」と切り出し、
BTCDEOMの登録リンクを送付。
“最初は 3 万円だけでいいよ”と安心させ、
利益表示→追加投資→出金拒否…という王道パターンでした。
◆ シナリオ B:インスタ副業 LIVE コーチング
Instagram LIVE で「30 分で 1 万円稼ぐ方法」を謳い、
視聴者を Telegram グループへ移動。
週次 Zoom 勉強会で“AI ボット運用”を売り込み、
勉強会最終日にまとめて BTCDEOM に送金させる手口が確認されています。
ショート事例(北海道・2025/05)
被害者属性 | 損失総額 | 誘導ルート |
---|---|---|
会社員・29 歳男性 | 約85万円 | IG LIVE→Telegram→Zoom |
**ポイントは「恋愛」「副業」「AI」の
3 つの甘い言葉が同時に登場する点。
この組み合わせは高確率で詐欺を疑いましょう。
相談件数が倍増した理由
国民生活センターへの「暗号資産×出会い系」関連相談は、
わずか 2 年で約 2.2 倍に増加しています。
年度 | 相談数 | 前年比 |
---|---|---|
2022 | 5,620件 | — |
2023 | 8,460件 | +50% |
2024 | 12,210件 | +44% |
2024 年は被害 1 件あたり平均 280 万円と高額化。
原因は AI ブームで「自動売買=未来感」が拡散したためと分析されています。
「無登録」ゆえの 5 つの落とし穴
要注意ポイント
- 所在地:香港・シンガポール・ドバイと日替わり表記
- 運営会社:登記番号は別企業の流用
- サポート:IP 電話のみで実体電話なし
- 利用規約:出金時“監査費 15%”を請求可と明記
- 登録業者一覧:もちろん未掲載
**登録確認 → 1 分で完了。**
金融庁サイトで社名がヒットしなければ即退出が鉄則です。
被害に遭ったときの 3 ステップ
- 証拠確保:チャット履歴・TXID・取引画面を全保存
- 即時通報:#9110(警察相談)/188(消費生活)
- 専門家連携:暗号資産に強い弁護士へ TXID を共有
ブロックチェーン解析で送金先ウォレットが
取引所口座なら凍結の可能性があります。
「時間=資産」―― 迷わず動くことがカギです。
当サイトが取材した実例
「Zoom で“仲間”が次々利益報告。疑いが吹っ飛び 150 万円を USDT 送金。出金時に『海外監査料が未納』と画面がロックされました。」
今日からできるセルフチェック
チェック項目 | カンタン判定法 |
---|---|
「AI で月利 10% 以上」 | 金融庁登録+実監査済み運用報告書が提示できるか? |
個人名義ウォレット | 法人名義 or 取引所管理アドレスか確認 |
出金前の“税金”請求 | 税金は自己申告方式。事業者請求は詐欺確定 |
サポート窓口の実在 | 電話番号を逆引き検索 → バーチャルオフィスなら危険 |
恋愛+投資の急展開 | 会ってもいないのに金の話→即ブロック |
結論とアクションプラン
BTCDEOM に限らず「高利回り×恋愛トリガー」は
詐欺師が最も多用する組み合わせです。
“怪しいと思った瞬間”に送金を止める勇気が
最終的な資産保護につながります。
もし被害が疑われる場合は、
①証拠保存 → ②公的機関通報 → ③専門家相談を
“24 時間以内”に実行してください。
\ 詐欺被害相談の実績多数 /
自営業・41 歳男性
Zoom 勉強会で一体感を演出