投資交流アプリ は「残高は右肩上がり」「出金は最短24時間」とうたい、2024 年後半からLINE・Telegramの“投資学習”グループへ日本人を無差別招待している 架空残高型 HYIP です。実際にはアプリ残高はシミュレーションに過ぎず、出金は手数料請求→永久凍結という流れで被害が急増しています。
アプリ残高ロジックが暴く“投資交流”の正体
公式マニュアルには「AIアルゴが24時間自動売買」とありますが、実際はローカルJavaScriptでランダムに数値を上乗せしているだけ。ブロックチェーンやFXサーバには一切接続しておらず、入金は運営の個人口座に直送されます。
- サーバログを追跡すると実売買API呼び出しゼロ
- “残高更新”は front-end の setInterval で擬似生成
- 「出金」ボタンはフォーム送信のみ=審査画面でストップ
ポイント:Web/モバイル投資アプリは Network Inspector でAPI通信の有無をチェック。データ送信が無ければ 99% 架空残高です。
国内被害統計と徳島県の最新動向
徳島県消費生活センターは 2025 年 3 月、「投資交流」名義を含むアプリ投資詐欺の相談が前年同期比 1.6 倍に増えたと公表。全国集計では 2023〜2025 年の 2 年半で相談 3,920 件・推計被害額 28 億円に達しています。
期 | 相談件数 | 平均被害額 |
---|---|---|
2024 H2 | 1,280 | 68 万円 |
2025 H1 | 2,640 | 74 万円 |
運営グループの実態と注意喚起例
運営チームは中国南部とマレーシアを行き来し、アプリ配信は香港法人名義。徳島県の警告文では「無登録金融サービス」として名前が挙がっています。国際的にもカナダ・台湾など複数の金融当局が警告リストに追加。
架空残高→追加手数料 二次詐欺を断つ
出金時に「保証金」「税金」「アップグレード料」を先払いさせる二次詐欺が定番。追加で 5 万〜 50 万円を払わせたあとサポートが消えます。
LINE・Telegram での被害者証言
「5 万円が 3 日で 6 万円になり安心。出金したいと伝えたら“システム解除料 10 万円”を要求された。」

Telegram・自営業
返金保証詐欺
「出金できずに嘆いていたら“5 万円で弁護士が動く”と言われ振込。以後ブロックされました。」
専門家が教えるセルフディフェンス 5 箇条
チェック項目 | 実践アクション |
---|---|
登録番号確認 | アプリ運営会社の金融庁登録を検索 |
個人口座送金NG | 法人口座か海外ライセンスかチェック |
先払い拒否 | 出金のための費用は払いません |
証拠保全 | 画面録画+振込控えPDF保存 |
早期相談 | 投資被害に強い弁護士へLINEで相談 |
まとめ ― アプリ投資時代の自己防衛
投資交流アプリの架空残高→出金不能詐欺は、SNSを介し急拡大中。
「高利回り・先払い手数料・個人口座」が揃ったら即撤退。
被害に気づいたらアプリ操作を録画し、専門家LINEに即相談するのが最短の資金回収ルートです。
\ 詐欺被害相談の実績多数 /
LINE・会社員
利益が急増