LINE投資詐欺 投資詐欺

高利回りをうたい LINE で爆拡散する「コピー-トレード型 FX 詐欺」の実態と対処法【2025年超最新版】

 

はじめに

「月利30%保証」「AIが24時間自動売買」「初心者でもスマホだけで爆益」——2025年現在、このような広告コピーがSNSタイムラインを埋め尽くしています。特にLINE オープンチャット招待制グループで拡散されるコピー-トレード(コピトレ)型 FXは、過去3年間で相談件数が5倍、平均被害額は470万円に跳ね上がりました。本記事では、被害者900名超が集うオープンチャット「Amazing Tick コピトレ被害者の会」のリアルな証言、金融庁・都道府県警の公式データ、詐欺返金に強い弁護士インタビューをもとに、実例と数字でコピトレ詐欺の全貌と対策を解説します。

この記事で得られること
・主要4ブランド(Amazing Tick/FOFX/ForexLand/BigBoss)の最新トラブル総覧
典型的シナリオ5ステップと心理操作ポイント
追加請求ワード20種早見表
専門家に相談→返金までの具体的手順

 

コピー取引型 FX 詐欺とは?

 

仕組みとマーケティング戦術

コピー取引は本来、熟練トレーダーの注文をAPI経由で自動コピーし、初心者でも同じパフォーマンスを狙える革新的な仕組みです。しかし無登録ブローカーと偽トレーダーが結託すると、残高をサーバ側で自在に改ざんできるため「架空利益→追加入金→出金拒否」が容易に成立します。

直近3年で主流になったマーケ戦術は縦型ショート動画。TikTokやInstagram Reelで“1万円が3万円に増える瞬間”を30秒で見せ、動画末尾のリンクでLINEへ誘導します。LINEグループでは「先生」と称する主催者とサクラが連投で利益スクショを投下し、ファOMO(取り残され恐怖)を煽ります。

 

法規制のグレーゾーン

海外ブローカー自体は日本の金融商品取引法の免許外ですが、日本居住者をリベート付きで勧誘すれば無登録営業に該当します。2024年10月、関東財務局はFOFXを無登録業者として正式警告しましたが、運営は即座に新ドメインへ移転しブランド名を変えて再拡散——「閉鎖→新ブランド→再拡散」を3〜6か月周期で繰り返しています。

 

4 大ブランド徹底解剖

2024〜2025 年にかけて LINE 勧誘の中心となった4 大ブローカーを、被害件数・運営実態・追加請求の傾向別に分析します。

 

Amazing Tick(アメージングティック)

2023 年末にローンチしたばかりの新興ブローカー。月利 40〜50%という極端なリターンを TikTok で宣伝し、リリース 6 か月でユーザー 1 万口座を突破しました。
しかし2024-08-06 未明、主要トレーダー 6 名が同時に USD/JPY を逆張りで 100 ロット超発注し、数分で全口座が強制ロスカット。被害額は 90 億円超と推定されます。ロスカット当日の夜、公式サイトとサポートチャットは一斉にダウンし、1 週間後には新ドメイン “Amazing-Pro” が登場。旧ユーザーはログイン不能のまま放置されています。

ロスカット要因 3 つ

① 複数トレーダーの同一口座操作
② 高レバ 1,000 倍 × ナンピン
③ スリッページ設定 0→強制決済

 

FOTrading/FOFX

「業界最高スプレッド還元」を強調し、小額出金テストに 100 %応じることで信用を獲得。ところが残高 50 万円を超えるとERR-KYC エラーを表示し出金不能に。
そこで提示される解決策がKYC 保証金(残高の 25%) の追加入金です。保証金を払っても出金は解放されず、90 日後に口座が休眠扱いとなり残高はリセットされます。

FOFX 主要出来事

  • 2024-04 新規登録ボーナス 50USDT キャンペーン開始
  • 2024-10 金融庁 無登録警告
  • 2025-06 ERR-KYC 炎上 で SNS トレンド入り
  • 2025-07 サポート完全閉鎖、公式 X アカウント削除

 

ForexLand(フォレックスランド)

AI 自動運用をうたい、“365 日 24h 休まず稼働” がキャッチコピー。Discord 内部リークにより、実際には
① MT4 をエミュレートするプライベートサーバ で残高を合成表示
② 3 か月ごとに“サーバ障害”を装い口座凍結
という周期型 Exit Scam が判明しました。

 

BigBoss(ビッグボス)

日本語カスタマーを擁し 2013 年設立と歴史は長いものの、近年は IB ネットワークが超高レバ 1,111 倍口座をコピー取引用に転用。
メインブローカー自体は出金に応じる一方、コピーシステムを運営する IB が“講師指導料 15%” を前払いさせることで資金をロックしています。

 

ブランド比較まとめ

典型的な追加要求

  1. Amazing Tick → サーバ復旧料
  2. FOFX → KYC 保証金
  3. ForexLand → AI メンテナンス料
  4. BigBoss IB → 指導料 15%

 

典型的な被害の流れ

 

心理トリガー5ステップ

4 大ブランドに共通する王道シナリオは以下の 5 段階で構成されています。
各ステップで仕掛けられる心理トリガーを理解すると、詐欺の“伏線”を早期に見抜けます。

典型的な流れ

  1. バズ広告 ― TikTok 短尺動画で「3 倍になった瞬間」を連投し興味付け
  2. LINE 招待 ― “無料コミュニティ” に限定リンクで誘導し希少性を演出
  3. 社会的証明 ― サクラ 20 名が利益スクショを連投、FOMO を刺激
  4. 少額出金成功 ― 1 万円を 1.3 万円にして返す「お試し出金」で信頼獲得
  5. 追加資金→出金拒否 ― ERR-KYC/税金前払い/一斉ロスカットで資金ロック

 

ステップ別・主な心理操作

  • 希少性バイアス …「限定 100 名」やカウントダウンで急がせる
  • 社会的証明 … 成功者スクショで「みんな稼いでいる」と錯覚
  • サンクコスト … “あと 3 万円払えば出金” と追加課金を誘導
  • 権威バイアス … 偽アナリスト・偽 Bloomberg 記事で正当化

 

追加要求ワード大全

出金を止められたあとに提示される“追加請求ワード”は 20 種類以上ありますが、頻出 TOP5 は以下のとおりです。
名称が違っても本質は払わせてから逃げるだけ、という点を押さえておきましょう。

キラーワード TOP5

① KYC 保証金(残高の 25%)
② 税前納付(出金額の 20〜30%)
③ 口座アップグレード料 5 万円〜
④ AI システム復旧料/サーバ復旧料
⑤ 監査・マネロン審査費 2〜10 万円

 

追加要求に応じてはいけない理由

一部ユーザーは「払えば戻るかも」と最後の望みをかけますが、実際に返金された例は 0%(当サイト調査 327 件)
また、一度払うと“払える人”リストに載り、二次・三次請求が連鎖します。サポートチャットが「あなた専用の窓口」を名乗っていても、実態は同じスクリプトを改名して使い回しているだけです。

 

騙されやすいパターン別・誘導文言

  • 主婦向け …「家事の合間にスマホ 5 分で月 10 万」
  • 退職世代 …「老後 2,000 万不足問題を“副収入型 FX”で解決」
  • 副業男子 …「会社にバレずに稼げる USDT 出金」

 

被害事例タイムライン

2024 年以降、コピー-トレード型 FX を巡って発生した主要インシデントを時系列で整理しました。短期間に同様の手口が再生産されている点に注目です。

主要事件年表(2024–2025)

  • 2024-03 BigBoss IB グループが“講師指導料 15%”を一斉請求 → 出金停止
  • 2024-08-06 Amazing Tick 全口座ロスカット事件(推定被害 90 億円)
  • 2024-10-25 関東財務局が FOFX を無登録警告
  • 2025-02-14 被害者団体が銀行口座を仮差押え(一部返金成功)
  • 2025-05-03 ForexLand、“サーバ障害”を理由に口座凍結・残高 0 表示
  • 2025-06-22 FOFX 出金エラーERR-KYC が X で炎上—関連ハッシュタグ閲覧 180 万件

 

インシデントから学べる 3 つの教訓

1 年以内にブランド閉鎖 ➝ 新名称で再出現が繰り返されているため、次の点を覚えておくとリスクを下げられます。

教訓

① ドメイン年齢 1 年未満は要警戒
② “出金成功報告” はスクショのみ—動画証拠を要求
③ “サーバ障害” アラートは逃げる前兆

 

被害者の声・口コミ

オープンチャットや当サイトの相談フォームに寄せられたリアルな体験談を 3 件紹介します(個人が特定されないよう一部改変)。口コミは“自分だけじゃない”と気付く第一歩です。



一夜で残高ゼロに

30代男性


深夜 2 時、AI がナンピンを繰り返し、朝起きたら残高が 0 円。サポートは「相場急変で損失は自己責任」と言うだけでした。



税金前払いと迫られ…

60代男性


利益 200 万円があると言われ「25%の税前納付」を要求。支払後にアカウントがブロックされました。



AI自動運用のはずが…

40代女性


「AI が 24h リスク管理」と説明され信用。追加保証金 100 万円を入れた直後に口座凍結。現在、専門家に返金相談中です。

 

口コミ分析:平均損失額と年代比率

当サイト独自アンケート(回答 327 件)では、平均損失額 242 万円、最高 7,800 万円。年代比率は 20 代 18%、30 代 29%、40 代 24%、50 代以上 29%でした。女性比率も 41%と“男性だけの問題”ではありません。

 

防衛チェックリスト

コピー-トレード型 FX は“高利回り × LINE 勧誘”という共通パターンを持ちます。以下のチェックリストで 1 つでも該当したら即撤退が安全です。

要注意ポイント

  1. 金融庁登録を検索すると該当なし
  2. ドメイン取得から1 年未満
  3. 利益スクショは多いが動画証拠ゼロ
  4. 出金条件に保証金税前納付
  5. 運営の連絡先がLINE ID のみ

 

ゼロ秒チェック:URL と広告文

  • .top/.pro/.icu など格安 TLD だけを使うサイトは注意
  • 「月利 30 % 保証」「AI が負けない」といった確定表現は99%詐欺

 

被害を未然に防ぐ 3 つの行動

実践ポイント

1. 少額入金テストでも油断しない
出金できても“撒き餌”の可能性。

2. 友人紹介リンクを踏む前にググる
ブランド名+“詐欺”で検索し、炎上履歴を確認。

3. 同期・家族に相談
共有するだけで冷静になれるケースが多いです。

 

専門家に相談する流れ

被害に遭ったら“早い・証拠が揃っている・金額が大きい”ほど返金率が向上します。以下は実際に返金成功事例で採用されたワークフローです。

相談ステップ

典型的な流れ

  1. 証拠を PDF 化(入金明細・チャットログ)
  2. 詐欺に強い弁護士で無料相談を予約
  3. 着手金と成功報酬率を比較
  4. 銀行・決済会社にチャージバック申請
  5. 暗号資産はブロックチェーン追跡→差押えへ

 

費用モデルと成功報酬の目安

相場は着手金 0〜30 万円+成功報酬 20〜30%が中心。暗号資産案件は追跡コストが上がるぶん報酬率が高め(25〜35%)です。

 

まとめ

コピー-トレード型 FX 詐欺の共通点は「月利 30 %」「AI」「LINE 招待」という派手な謳い文句と、追加請求で資金ロックする一貫した手口です。
疑わしいと感じた時点で入金を止め、証拠を確保し、早期に専門家へ相談しましょう。この記事が被害防止と資金回収の一助になれば幸いです。

\ 詐欺被害相談の実績多数 /

LINEで無料相談をする

-LINE投資詐欺, 投資詐欺
-,