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MIRO 投資詐欺レポート【2025年6月最新版】

MIRO「Layer‑2 決済で年利 200%」と喧伝し、2025 年初頭からTelegram・LINE グループを足掛かりに日本人投資家を大量勧誘している 高利回り HYIP 型プロジェクトです。現在は偽トークン流通・出金停止が深刻化し、「保証金型」二次詐欺まで確認されています。

 

スマートコントラクトが語る MIRO の正体

公式サイトは「ビットコイン基盤 Layer‑2 で即時決済」と謳いますが、Verified コントラクトは確認できず、資金は単一のブリッジウォレットに直接吸い上げられています。

  • ホワイトペーパーは OSS プロジェクトのコピペ
  • 利回り計算はフロントエンドの疑似乱数
  • 「ボーナスリチャージ」ボタン=追加入金トリガー

ポイント:投資前に BtcScan/EtherscanVerified タグと source code を確認する習慣を。

 

国内被害統計と資金フロー分析

ブロックチェーン解析会社 ChainTrace JP の調査によると、2025 年 1〜5 月に国内ウォレットから 少なくとも 2,950 BTC(約 300 億円) が MIRO ウォレットへ流入。72 時間以内にミキサー経由で分散されています。

流入 BTC 主な誘導媒体
2024 Q4 620 Telegram AMA
2025 Q1 1,540 LINE Bot
2025 Q2 790 TikTok 広告

 

運営チームの身元と海外警告例

代表を名乗る “Lucas Wei” の LinkedIn は AI 生成画像 で、所在国を毎月変更。
台湾金融監督委員会は 2025 年 3 月 2 日、MIRO を無登録暗号資産サービスとして警告リストに掲載しています。

 

「保証金」二次詐欺を防ぐ方法

「MIRO 出金保証サービス」を名乗る業者が X(旧 Twitter)スペースで保証金 10 万円相当の USDT を前払いさせる手口が急増。支払い後に連絡が途絶えるケースが相次いでいます。

注意!

暗号資産“保証金”を先払いさせる返金代行は 99% 詐欺。弁護士資格と事務所所在地を必ず確認しましょう。

 

実際のチャネル別・被害者証言




LINE 勧誘・会社員

友人と思ったら…


「年利 200% と聞き 80 万円を送金。“ガス代”名目で追加請求され、払わないと出金できないと言われました。」



Telegram グループ・自営業

コミュニティ総出で勧誘


「IDO 参加で 3000 USDT を入金。運営が “アップグレード手数料” としてさらに 500 USDT を要求。拒否したらアカウントがロックされました。」

 

専門家が教えるセルフディフェンス 5 箇条

チェック項目 実践アクション
Verified コントラクト確認 Etherscan/BtcScan の Code タブを開き、署名済みかチェック。
実利回りを計算 日利 1% は年利 3,650%。常識外なら撤退。
紹介報酬構造 多層ボーナス=ポンジの典型。
二次詐欺ブロック 「保証金」「ガス代前払い」は全拒否。
第三者レビュー 家族・法律家・コミュニティに相談。

 

まとめ ― ブロックチェーン時代の自己防衛

MIRO Web3 のような高利回り HYIPは名前を変え繰り返し出現します。
「高利回り・紹介報酬・匿名運営」の三拍子が揃ったら即退避。
もし被害に遭ったら、オンチェーン証拠を保存して専門家に即相談することが
資金回収・二次被害防止の最短ルートです。

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