銀行振込詐欺

OPENSEAS投資詐欺の新手口と被害実録 ― 銀行振込で狙われる日本人投資家(2025年)

OPENSEAS.ME/h5(オープンシーズ)金融庁未登録のまま日本人投資家を標的とする偽オンライン投資サイトです。
2025 年以降、恋愛型ロマンス勧誘“必ず儲かる” 株式シグナルを併用した新手口が急増。
本記事では最新スキーム心理トリガーを解剖し、被害回避のチェックリストを提供します。

 

概要 ― 新手口5分レビュー

2025 年現在、OPENSEAS.ME/h5 を利用した詐欺は次の 3 形態が確認されています。

 

① インフルエンサー広告 × “爆上げ銘柄” 誘導

YouTube Shorts や Reels 広告で著名トレーダーに扮した偽アカウントが「海外取引所限定・急騰株シグナル」を宣伝。視聴者を Telegram へ誘導し、専用リンクで OPENSEAS へ資金を移します。

 

② 恋愛+実績スクショ拡散型

マッチングアプリで知り合った相手が「余裕資金で資産運用を学んでいる」とさりげなく切り出し、AI自動運用の残高画面を送りつけ、高額送金へ誘導。

 

③ テクサポ偽装 × アカウント凍結恐喝

@openseas-security.com などを名乗る偽メールで「不正アクセスを検出」と通知しフィッシングサイトに誘導。パスフレーズ入力後に資産を抜き取り、「凍結解除料」を請求します。

 

犯行グループの正体と資金フロー

現地捜査で浮上したのはカンボジア・ポイペトに拠点を置く中国系ビジネス詐欺団。日本からの送金は以下の流れで海外へ移転されています。

資金移動チャート

  1. 日本国内個人口座(受け子名義)
  2. 暗号資産取引所で USDT に交換
  3. 東南アジアの OTC デスクで現金化
  4. 香港経由で中国本土へ送金
  5. 高級不動産・金購入で資金洗浄

 

相談急増 ― 3年間推移で見る実態

国民生活センター PIO-NET によると、OPENSEAS を含む「偽投資プラットフォーム詐欺」の相談件数はここ 3 年で倍増しています。

年度 相談件数 被害額中央値
2023 4,921 件 180 万円
2024 7,832 件 260 万円
2025(1〜5 月) 5,176 件 310 万円
出典:PIO-NET 年次報告 2025 年 6 月版

 

初動5ステップで被害を止める

振込後 48 時間以内なら口座凍結が間に合うケースも。以下の順に行動してください。

  1. 振込先銀行にただちに「詐欺振込」申告
  2. 全チャット・メールをスクショ
  3. ブロックチェーン Explorer で TX ハッシュ保存
  4. 法律事務所へすぐに相談

 

被害者の実話と感情曲線



口コミアイコン

60代女性・青森県

LINEグループ投資詐欺


「“最初に50万円入れて3日で70万円に増えた”と信じて追加入金を繰り返し、最終的に 872 万円を失いました。」


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66歳女性・兵庫県

LINE個別チャット詐欺


「『必ずもうかる』と言われ 810 万円を振り込みましたが、出金しようとした途端に“解除料”を要求されました。」


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75歳男性・福岡県

老後資金狙いロマンス詐欺


「家族に内緒で 3,000 万円以上を送金。『税金が必要』と言われ追加 300 万円を請求された段階で詐欺と気付きました。」

 

10項目セルフディフェンス表

チェック項目 危険サイン
“限定リンク”でのみ口座開設 正規業者は公式サイトから登録可能
日本語が不自然 機械翻訳ページは高リスク
利益画像を頻繁に送付 サクラ演出の可能性大
個人名義銀行口座 法人口座を使わないのは不正取引
出金に追加費用要求 詐欺確定フラグ
ビデオ通話で本人確認拒否 別人なりすましを疑う
金融庁登録なし 違法営業
高圧的・急かす口調 冷静に考えさせない常套手段
「家族に内緒に」と指示 孤立化させる心理操作
追加資金を借金勧誘 被害拡大の最終段階

 

まとめ ― 今すぐできる予防策

OPENSEAS.ME/h5 のような無登録投資サイトは、名前と URL を変えて何度も出現します。
「高利回り・限定・追加手数料」の三拍子が揃ったら詐欺を疑い、即ブロック・相談を徹底してください。
大切なのは孤立しないこと証拠保存。あなたの行動が次の被害を防ぎます。

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