暗号資産詐欺

QuickTimeNow投資詐欺の最新手口と高齢者を狙う3ステップ被害実態

QuickTimeNow金融庁無登録のまま国内投資家を勧誘する偽オンライン取引プラットフォームです。
2025 年初頭から X(旧Twitter)・TikTok・LINE オープンチャット を起点に被害が拡大し、出金拒否・保証金名目の追加請求 が社会問題化しています。
本記事では 2025 年〜現在までに判明した最新の詐欺手口被害スキームを整理し、資産を守る具体策を共有します。

 

QuickTimeNow詐欺とは?手口と最新ケース

QuickTimeNow を悪用した詐欺は次の 3 タイプに大別されます。

 

1. 副業タスク型「楽して日給3万円」詐欺

TikTok 広告で“スマホでスクショ送るだけ”と誘い、LINE オープンチャットへ招待。
「タスク5回で 3,000 円」→「本格的に稼ぐには口座開設が必要」と煽り QuickTimeNow へ USDT を入金させます。

少額出金で信用を得た直後に十数万円規模の追加送金を要求。出金を試みると「審査費用」「税金前納」などと請求し資金を凍結します。

被害例(東京都・2025年4月)

被害者 被害額 勧誘経路
20代女性 約180万円 TikTok広告→LINE

 

2. ロマンス + AI自動売買詐欺

マッチングアプリで知り合った人物が「AIで月利20%」と勧誘。
QuickTimeNow 口座に入金し、利益スクショを毎日送信。高額投入後に出金ロック、解除費用を追加請求します。

詐欺の流れ

  1. マッチングアプリで接触
  2. AI成績スクショを提示
  3. QuickTimeNowで口座開設
  4. 少額出金で信用獲得
  5. 高額入金後に出金停止

 

3. 偽サポート/フィッシング詐欺

QuickTimeNow のロゴ入りメールで「異常ログイン検知」と通知し、偽ログインページへ誘導。
ワンタイムコードを入力させ資金を盗み取ります。

  • 偽カスタマーセンターが「本人確認料」として USDT を請求
  • AnyDesk を使いウォレットを遠隔操作

早期発見のポイント

送信元ドメインが @quicktimenow.net 以外なら偽メール確定。
出金前に追加料金を請求する業者は 100% 詐欺です。

 

国内被害規模と急増する相談件数

暗号資産・副業関連トラブルは年々増加。SNS 起点の投資詐欺が突出しています。

年度 相談件数* 増減率
2021 5,412件
2022 7,208件 +33%
2023 9,880件 +37%
2024 13,540件 +37%
2025(1〜8月) 8,120件 前年同期比 +41%
*出典:国民生活センター PIO-NET(副業・投資詐欺関連項目)

SNS勧誘型 が全体の 64% を占め、2025 年上半期の被害総額は約 620 億円に達しています。

 

無登録営業の実態と行政警告

QuickTimeNow は日本でのライセンスを一切保有しておらず、所在地や運営主体に不明点が多数あります。

要点まとめ

  • 国内投資家を対象に無登録で暗号資産取引を勧誘 → 資金決済法・金商法違反の可能性
  • 「東京都港区」表記のオフィスはバーチャルオフィス、実体確認不可
  • 海外免許番号は別会社のコピーと判明
  • 問い合わせ番号は IP 電話で所在追跡が困難

金融庁の無登録業者一覧に掲載された業者は、いずれも同様の手口で被害を拡大させています。
登録リストに社名が無い=利用しない が最大の防衛策です。

 

被害に気付いたら優先すべき対応

暗号資産詐欺の資金回収は時間との勝負です。まずは追加送金を止める → 証拠保全 → 専門家相談 の順で動きましょう。

  • チャット履歴・取引明細・TXID を全てスクリーンショット保存
  • 最寄りの警察署や #9110 に被害相談
  • 消費生活センター(188番)でアドバイスを受ける
  • 暗号資産に詳しい弁護士・司法書士に早期相談

 

リアルな被害者の声




40代男性・会社員

LINE副業グループ詐欺


「日給3万円と言われて 50 万円を入金。利益が200万円に増えた表示を信じたが、出金前に『口座凍結解除料』を請求され、連絡が途絶えました。」



50代女性・パート

ロマンス+AI詐欺


「『AI自動売買で月利20%』と聞き 120 万円を USDT 送金。出金しようとした瞬間『税金清算金』を要求され、サポートは行方不明に。」

 

詐欺を避けるチェックポイント

チェック項目 理由
「必ず勝てるAI」 元本保証は不可能。高利回りを強調する業者は要注意。
出金前の追加費用 手数料・税金を先払いさせる時点で詐欺確定。
金融庁登録を確認 リストに社名が無い場合は違法営業。
個人名義ウォレット 正規事業者は法人名義または大手取引所管理ウォレットを使用。
周囲に相談 一人で判断せず第三者に相談すると冷静にリスクを認識できる。

 

まとめ ― 筆者の経験から学ぶこと

QuickTimeNow のような無登録プラットフォームは名前を変え繰り返し出現します。
「少しでも怪しい」と感じたら送金を止め、必ず第三者へ相談することが、被害拡大を防ぐ最短ルートです。

筆者も過去に暗号資産詐欺で資金を失いました。泣き寝入りしないために専門家の無料相談をぜひ活用してください。

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