暗号資産詐欺

xAIを名乗るAI投資詐欺の全貌と資金回収ガイド【2025】

“xAI”を盾にした暗号資産トリック は、イーロン・マスク氏公式 URL「x.ai」を悪用し、 個人投資家を狙う 新手の海外型ポンジスキームです。
2025 年に入り、X(旧Twitter)やThreads を起点とした勧誘が相次ぎ、保証金要求・送金トレーサビリティ消失 など深刻な被害が報告されています。
本記事ではxAI名称悪用スキームの最新タイプを分解し、被害回避の具体策を共有します。

 

xAI偽装プロジェクト ― 3大パターン

編集部が確認した 主要 3 タイプ は以下の通りです。

 

1. 「Quantum-AI」「Immediate X3」型 SNS広告

X タイムラインに日経新聞風バナーを表示し、
「マスク氏認定AIが 30 秒で資金倍増」と謳うランディングに誘導。
デモ画面で7,000 円→10,500 円の架空利益を示し、
クレカ入金後に“保険料”として追加請求を繰り返します。

被害者 損失額 経路
30代女性 約190万円 X広告→Telegram

 

2. ロマンス + “xToken” エアドロップ詐欺

マッチングアプリで知り合い、「xTokenを先着配布」 と誘導。
メタマスクを接続させ“ガス代”を請求。
送金後、ウォレットを承認権限ハックで空にします。

 

3. 偽カスタマーサポート乗っ取り

「xAI口座に不正アクセス確認」と SMS が届き、
AnyDesk で遠隔接続を要求。本人確認と言いつつ
ウォレットの秘密鍵をコピーし資金移動。

ここが危険!

公式サポートが AnyDesk / TeamViewer
要求することは絶対にありません

 

日本国内の相談急増グラフ

暗号資産詐欺相談は 2024 年後半から急カーブ。

相談件数 前年同期差
2024 Q1 1,980 +28%
2024 Q2 2,720 +33%
2024 Q3 3,640 +41%
2024 Q4 4,732 +46%
2025 Q1 3,105 +52%
*PIO-NET 暗号資産トラブル抽出集計(2025/4 時点)

 

行政処分リスクと詐欺師の逃げ道

金融庁は「マスク氏の企業に関連する暗号資産」という表現自体に注意喚起。海外サーバーを経由し数か月ごとに新ドメインへ転送されるため実体把握が困難です。

行政の主な指摘

  • 日本語サイトなのに運営会社欄が英領ヴァージン諸島
  • 顧客資産の分別管理先が示されていない
  • 著名人の顔写真・動画を無断使用
  • “1日10%”など誇大表示で投資を誘引

 

被害判明後にまず取るべき行動

暗号資産のトランザクションは「スピード報告」 が命。

  1. 取引明細・チャット履歴・ウォレット残高を スクショ保存
  2. 弁護士/司法書士に 送金先ウォレットの凍結仮処分 を依頼

 

当事者証言 ― 二度と繰り返さないために




20代男性・SE

xToken無料配布に釣られ…


「Metamask を接続した瞬間に残高がゼロ。"無料トークン" のはずが授業料 80 万円でした。」

 

セルフディフェンス 5 か条

チェック 理由
“本人限定リンク” 限定URL演出=追跡困難な短縮ドメイン
ホワイトペーパー PDF コピー&ペースト痕が多い場合は要警戒
二段階認証 認証AppではなくSMSのみ=乗っ取りリスク
出資前の身内相談 第三者視点で冷静さを保つ
公的リスト照合 金融庁「無登録業者一覧」をチェック

 

結論 ― 「AI神話」に惑わされない

“AIが稼ぐ”―― 魅力的なフレーズですが、
元本保証 × 高速リターン × 著名人関与 の三拍子は詐欺の常套句。
少しでも違和感を覚えたら「まず確認」が鉄則です。

私自身も 2023 年に類似詐欺で 50 万円を失いました。
悔やむより 早期共有・早期相談 が回復への第一歩。
無料法律相談や暗号資産調査専門の士業をフル活用し、
被害を最小限 に抑えましょう。

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